エミール・ジェンキンス作 「アンティーク鑑定士は見やぶる」

  • 2013.08.07 Wednesday
  • 22:00
 エミール・ジェンキンス作 「アンティーク鑑定士は見やぶる」

訳者田辺千幸「あとがき」より引用

主人公スターリング・グラスはバージニア州リーモントに住むアンティーク鑑定士。

ある日急死した老婦人の家から、とても彼女の持ち物とは思えないほど高価な銀のコーヒーポット
(スターリングはコーヒーポットではなくサモワールだといいはります)が発見され、さらにダイヤモン
ドのブローチまで見つかったところから、彼女は思いもかけない事件に巻き込まれていきます。

老婦人の死はひょっとしたら殺人だったのかもしれない・・・・・

本書のポイントはなんといってもそこここに登場する骨董品。各章の冒頭はアンティークに関する
Q&Aになっていて、その章に出てくる骨董品や専門用語をあらかじめ説明してあります。

またスタイルの違い、価格のつけかた、オークションの参加方法などにも触れられていて、ストー
リーを楽しみつつ、ちょっとした知識を得られるところも魅力です。

マイセン、ミキモト、チッペンデール、バカラなど、だれもが一度は耳にしたことのあるブランドも
登場する一方で、ボストン・ハイボーイやセクレタリー・ブックケースなど、聞いたこともない家具
も出てきますが、それもまた興味をかきたてます。
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